手づくり石けんと市販の石けんの違いって?

はじめまして!まさこです。

 


アメリカ5年・マレーシア13年。海外生活は既に18年目の2児の母です。

 


元臨床カウンセラー、自身の海外ハンドメイド起業の経験を踏まえて、日本でそして海外で活躍する女性ハンドメイド起業を応援するサロン《ステラアカデミー》を運営しています。



ブログでは国際結婚をして海外子育て、バイリンガル教育を実践している海外在住ママの目線からの日々の気付きやハンドメイド起業のお役だち情報をシェア。 

 


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はじめましての方は、まずは学生時代からの自分の岐路についてシリーズでつづったこちらをお読みください。→私の岐路①


手づくり石けんが良いと言われていても、どうしてそんなに良いのでしょうか?

体を洗ったら水で流すんだから、どの石けんを選んでもそう変わりは無いと持っている人も多いはず。そうなんです。体がきれいにするだけが目的なら、市販の石けんだってその目的を100%達成できるんです。


でも、石けんを手作りする立場からすると、こんなに違うんです!っていう事がたくさん。

だから、手づくりの石けんがちょっと気になっている方たちに、どの辺が違うのかお話します。


まずは原料。

市販の石けんは主にパームオイル、パームカーネルオイル、ココナッツオイルを使っています。これらのオイルは東南アジアなどのプランテーシションで大規模に栽培されていて、安く大量に仕入れることが出来る原料なので、企業が石けんを大量生産するのに向いています。これらのオイルを使うと硬くて泡立ちのいい石けんを作ることが出来ます。

ちなみに、あのフランス製の高級スキンケアブランドL'Occixxxxの原材料もこんな感じです。

この石けんの主な材料もパームオイルとパームカーネルオイルですね。


では、手づくり石けんはというと、

私はパームやココナッツの他にこのようなオイルを使っています。


オリーブオイル

米ぬかオイル

スイートアーモンドオイル

キャノーラオイル

シアバター

ココアバター

マカダミアナッツオイル

アボカドオイル

ホホバオイル

ひまし油

椿油


なぜこんなに何種類も使うかというと、オイルにもいろいろ個性があるからです。本当に肌に良い石けんを作るために、それぞれのオイルの特性を考えながらオイルの配分を決めていきます。ですから私のような石けんおたくからすると、パームとココナッツだけの石けんって味も素っ気も無い石けんで、これが肌に良いかというとそれも「?」だったり。

そのまま肌につけても良い贅沢なオイルで作った手作りの石けんは本当に肌に優しくて、泡立ちもクリーミーだし、洗い上がりはしっとりです。ちなみにこれは私のカレンデュラ石けんの表示です。

この石けんにはカレンデュラを抽出したエクストラバージンオリーブオイル、紫紺を抽出したオリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル、キャノーラオイル、未精製のシアバター、ひまし油、カモミールを抽出したホホバオイル、それにラベンダーとカモミールの精油が入っています。市販の石けんに比べれば香りは控えめですが、肌につけて悪いものは何も入っていません。


だんだんテクニカルな話になりますが、次は製造方法とグリセリンの量の違いについてです。


大抵の市販の石けんは「中和法」で大量生産されます。これは、油脂を脂肪酸とグリセリンに分けた後、脂肪酸だけをアルカリと反応させて石けんを作る方法です。この工程で出来たグリセリンはほかの化粧品の材料や製菓の材料として使用されますので、石けんには残っていません。上のL'Occixxxxの原材料表記にもこう書いてあります。「パーム脂肪酸Na(ナトリウム),パーム核脂肪酸Na(ナトリウム)、水、香料、グリセリン、」つまり、パーム脂肪酸とパーム核脂肪酸をアルカリ反応させた後、香料より少ない量のグリセリンを足したということになります。


一方、手作りの石けんは「けん化法」という昔ながらの製法で作ります。油脂そのままを水酸化ナトリウム水溶液でけん化させて作るので、油脂の中に含まれているグリセリンはそのまま石けんに残っています。

なぜ手づくり石けんがしっとりするのかというと、このように市販の石けんと手作りの石けんとでは中に含まれるグリセリンの量が全く違うからです。また石けんを手作りする際は、わざと肌に良いオイルを数パーセントほどけん化させずに残すので、洗った後も皮膚に潤滑膜として残って肌を保護してくれます。つまり、高級油脂に含まれているビタミンA,B,E、スクワランといった成分もそのまま肌を保護する成分として活躍してくれるわけです。




最後に添加物の比較です。


市販の石けんに多い添加物は、防腐剤や着色料、香料などです。

以下によく目にする添加物をリストアップしてみました。

石油系合成防腐剤:パラベンやフェノキシエタノールなど石油由来の殺菌剤・防カビ剤・保存剤防腐剤です。分子が小さく肌に吸収されやすく、皮膚や粘膜を刺激してタダレや発疹を起こす可能性がある有害物質です。

香料:人工的に作られた香料。天然の香料に比べて香りが強く安価なため、ほとんどの石けんに使用されています。喘息、アトピー、にきび、化学物質過敏症などのアレルギー反応やホルモン異常を引き起こす可能性が指摘されています。

着色料:石油からつくられたタール系の合成色素は毒性が強いとされ、食品での添加は禁止されていますが、化粧品の使用は禁止されてません。経皮吸収されると皮膚障害やアレルギーを起こすおそれもあり、多くは発ガン性物質の疑いがあります。


手づくり石けん に多い添加物

手づくり石けんには防腐剤は必要ありません。大抵は天然の色素や精油で色づけや香り付けを行います。

ハーブ:ハーブは肌によいだけでなく、その香りを楽しんだり、ハーブが持つ自然な色をうまく使うことで美しい石けんを作り出すことが出来ます。特にお勧めのハーブはカレンデュラや紫紺、ラベンダー。これらのハーブは肌の炎症を和らげ、かゆみを抑えたり、傷あとを薄くしたりする効果があります。

クレイ:カオリンクレイなどの粉末粘土のことを言います。 クレイは、シリカ、マグネシウム、ナトリウム、鉄分などのミネラルを豊富に含み、美肌に大変効果的です。

精油(エッセンシャルオイル): 精油は良い香りを楽しむだけでなく、心身にリラックス効果をもたらしたり、気分を上げてくれたりする効果もあります。石けんに精油を加えるだけで肌にも心にも優しい良い香りの石けんになります。

蜂蜜、アロエ、オートミール、アボカドなど:これらは食べて健康によいだけでなく、肌にもよいことで知られています。

上の写真の石けんはすべて天然のハーブやクレイ, 食材などを使って色付けしました。


左上から時計回りに

オーストラリアンレッドリーフクレイとカオリンクレイ

アボカドとスピルリナ

マイカ(雲母)、インディゴパウダー、紫紺、人参色素

紅麹


市販の石けんと手作りの石けんを比べてみてどうでしたか?

これだけ中身が違うのに、市販のブランド石けんと手づくり石けんの値段はそうかわりません。私も以前はその香りやパッケージのかわいらしさで石けんを選んでいました。でも手作りを始めてからは、お金を原材料につかっている手作り石けんのほうが、安価に大量生産して宣伝やパッケージにお金をかけているブランド石けんよりも断然価値があると思っています。

前から石けん大好きだった私はいろいろ石鹸を買いだめしていました。でも、石けんを作り始めて中身や使い心地の違いに気がついてしまってからは、もう使えなくなってしまいました。それで以前買ったこれらの石けんは、使われないままタンスの芳香剤がわりに引き出しの中に眠ったままです。


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~プロフィール~


井藤雅子(いとう・まさこ)


熊本県出身。

2004年よりマレーシアに移住。

出産後に家族の健康のためにと始めた手作り石けんとスキンケア作りに夢中になり

現在はハンドメイドスキンケアのオンラインショップを経営しながら

二児を育てる多忙な毎日。


自分と同じようにハンドメイド好きな主婦を応援したいという情熱に目覚め

これをライフワークにするべくステラアカデミーを立ち上げる。世界中の主婦が集う

インスタグラムセミナーやハンドメイドお茶会などを好評開催中。


ワークショップや石けん作りの合間には読書やヨガをするのが日課。

好きなものは石けんとアロマとコーヒー。

趣味は旅行、写真。


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